サラブレッドと呼ばれた日
こんばんは。
元教員のkuonです。今は、ハンドメイド生活をしています。
サラブレッドと呼ばれた日。
それは、私の教員1日目のことでした。
初日、挨拶のために早めに出勤した私に校長と教務が言いました。
「あなたはサラブレッドだから…」
私の家系は代々教員です。家族で教員でないのは姉だけ。
地元で就職したため、職場の先生方は皆両親のことを知っていました。
この日から1年、
それは私の自己肯定感を急降下させるには十分な時間でした。
失敗すれば「○○先生の娘なのに…」
頑張ったことがうまくいっても「いいわね、親に教えてもらえて」
小学校の頃、読書感想文や作文で表彰される度に、
「そりゃ両親が国語の先生だもんね」
と言われたのを思い出しました。
私をサラブレッドと言った校長は、ハラスメントの集合体のような人で、1年後に学校を去りました。ここからの教員生活には平穏が訪れる!と、このときの私は信じていました。